「ちゃんとしなきゃ」って、いつからか口ぐせになってた。
遅刻しないように、迷惑かけないように、期待に応えられるように。
でも——その“ちゃんと”が、わたしを一番苦しめていたのかもしれない。
今回は、「頑張らなくちゃ」に縛られていた自分が、少しだけラクになれた話です。
目次
“ちゃんと”って、誰の基準?
朝早く起きて、丁寧に支度して、忘れ物がないように段取りして。
「ちゃんとしてるね」って褒められるたび、
それを崩しちゃいけない気がして、さらに頑張ってしまう。
でもその「ちゃんと」は、
本当に自分が望んだ姿だったのかな。
気づかないうちに、心がすり減ってた
いつも緊張して、気を張って。
「失敗したらどうしよう」「迷惑かけちゃうかも」って、
何をするにも、どこかで不安を抱えていた。
完璧に見えるように振る舞ってただけで、
本当の自分は、ずっと息が詰まりそうだった。
“がんばらない”って、むずかしい
「もっと肩の力抜いていいよ」って言われても、
それがいちばん難しかった。
でも、ある日ふと、「もう疲れた」ってつぶやいた自分に、
少しホッとした。
自分の中の「ゆるさ」を認めるという選択
予定をひとつ減らしてみる。
やらなくてもいいことに「今日はやらない」と言ってみる。
それだけで、心に余白ができた。
それは、サボることでも甘えることでもなくて、
「自分を守る」という選択だった。
“ちゃんとしなきゃ”の呪いを、少しずつほどいていく
今も、ときどき焦ったり、不安になったりするけれど、
それでも「今日はこれでいい」と思える日が増えてきた。
それだけで、毎日が少しずつやさしくなる。
「ちゃんと」しなくても、わたしはちゃんと、わたしでいられる。
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