「もう平気だよ」
そんなふうに笑ってみせるけど、
本当はぜんぜん平気じゃなかった。
誰かに心配かけたくなくて。
めんどくさいって思われたくなくて。
がんばって笑ってるうちに、それが“口ぐせ”になってた。
今回は、そんな過去のわたしと、そこから抜け出せた今について綴ってみます。
目次
「もう平気だよ」って言うたびに、遠のいてたほんとの気持ち
悲しくても、寂しくても、「もう平気」と口にすれば、
なんだか本当にそうなった気がしていた。
でもそれは、本音を押し殺して演じてただけだったんだと、あとになって気づいた。
「平気なフリ」が癖になると、自分の気持ちがどこにあるかも分からなくなってくる。
だれにも迷惑かけたくなかった
わたしが「平気」と言い続けた理由は、
誰かの重荷になりたくなかったから。
優しくしてくれる人に、気をつかわせたくなかった。
でも、いつのまにかそれは
「わたしの心より、他人の気持ちを優先する」癖になっていた。
強く見せることで、弱さをごまかしてた
「平気でいること」が“強さ”だと思ってた。
でも本当の強さって、
ちゃんと「つらい」って言えることなんじゃないかって、今は思う。
弱音を吐くことを許していなかったのは、
まわりじゃなくて、わたし自身だった。
「まだ平気じゃないかも」と言えるようになった日
心から信頼できる人の前で、
勇気を出して「まだちょっとしんどい」と伝えた日。
その瞬間、張り詰めてた何かがふっとゆるんで、涙が止まらなくなった。
「言ってよかった」「受けとめてもらえた」
その経験が、わたしを変えてくれた。
わたしの本音に、わたしが気づいてあげる
「もう平気だよ」って言いたくなったら、
その前に、自分に問いかけてみる。
「ほんとうに、今の自分は平気?」
本音を無視しない。
ちゃんと耳を傾ける。
そうやって、やっと自分を守れるようになった。
「もう平気だよ」って言わなくても、わたしの価値は変わらない。
本音を大切にできたとき、心は少しずつ回復していく。
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